先日、「ダウの犬作戦開始」で触れたように、ダウの犬作戦とはダウ工業株30種平均株価を構成する銘柄のうち、配当が高い銘柄を10銘柄購入。1年間保有後、その時点での高配当銘柄と入れ替えるという方法である。
この方法は日本株でも可能だろうか。
まず、日経平均採用銘柄のうち、配当が高い順である。
日経平均採用銘柄配当利回りランキング
銘柄 | コード | 株価 | 利回り | 必要金額 |
JT | 2914 | 2316 | 6.65% | 231600 |
出光興産 | 5019 | 2765 | 5.79% | 276500 |
あおぞら | 8304 | 2962 | 5.27% | 296200 |
東邦鉛 | 5707 | 1908 | 5.24% | 190800 |
SUBARU | 7270 | 2760 | 5.22% | 276000 |
日本郵政 | 6178 | 996 | 5.02% | 99630 |
松井証 | 8628 | 897 | 5.02% | 89700 |
三菱ケミHD | 4188 | 800 | 5.00% | 80000 |
双日 | 2768 | 347 | 4.90% | 34700 |
住友商 | 8053 | 1638 | 4.88% | 163800 |
※2020年1月31日現在
日経平均採用銘柄は225銘柄である。結構配当が高い銘柄が多い。すべて購入すると173万8930円必要になる。
なお、ダウの犬はダウ工業株30種を用いる。日経平均採用銘柄ではなく、TOPIXコア30の配当上位銘柄を見てみよう。
TOPIXコア30採用銘柄配当利回りランキング
銘柄 | コード | 株価 | 利回り | 必要金額 |
JT | 2914 | 2316.0 | 6.65% | 231600 |
三菱商 | 8058 | 2823.0 | 4.68% | 282300 |
三井住友FG | 8316 | 3884.0 | 4.63% | 388400 |
みずほFG | 8411 | 162.5 | 4.62% | 16250 |
三菱UFJ | 8306 | 568.5 | 4.40% | 56850 |
武田 | 4502 | 4227.0 | 4.26% | 422700 |
三井物 | 8031 | 1960.5 | 4.08% | 196050 |
ホンダ | 7267 | 2831.0 | 3.96% | 283100 |
NTTドコモ | 9437 | 3107.0 | 3.86% | 310700 |
東京海上 | 8766 | 5985.0 | 3.76% | 598500 |
※2020年1月31日現在
すべて購入すると278万6450円必要だ。日経平均採用銘柄とコア30のどちらで銘柄を選択しても、日本を代表するような銘柄が並んだ。どちらも配当利回りは高い。
日本株でもダウの犬作戦は可能なのだろうか。銘柄を見る限り、配当は良いが成長性に関してはどうだろう。継続して見ていく必要がありそうだ。
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