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株式投資入門2 株を買った場合、どの程度の責任を負うことになるのか 株の購入に使った資金の範囲でのみ責任を負う

自分が持っている資金で株を買った場合、最悪の場合でも株の購入資金しか失うことはない。
株を持っているということは会社の一部を持っているようなものだと前回書いたが、会社の一部を持っているにもかかわらず、責任は株の購入に要した資金の範囲に留まる。

これが株式会社である。ある会社の株を買ったとしよう。その会社が多額の負債を抱えたうえに経営不振で倒産したらとする。それでも、株主の損失は株の購入時に出した資金だけである。もし、株主が倒産した会社の負債を肩代わりしなければならないとしたら、株を買う人はほとんどいなくなるだろう。

株の購入代金までしか責任を負わなくてもよい仕組み。これが株式会社の素晴らしいところだ。これで資金さえあれば誰でも会社に出資することができるようになった。会社から見たら、多くの人からたくさんの資金を集めることができるようになったということだ。

 

世界初の株式会社オランダ東インド会社

世界初の株式会社は1602年に設立されたオランダ東インド会社だとされている。株式会社といっても、商業活動だけではなく、条約を結ぶ権利や交戦権、植民地を経営する権利なども持っていた。もしこのような会社に資金を出しただけで様々な責任を負わなければならないとしたら大変だ。出資者が戦争に行かなければならなくなったり、植民地に行って農作業に精を出したりしなければならないかもしれない。そんな会社に出資したくなる人はよっぽどの危険愛好者か変人だけだろう。株式会社は株主の損失が株の代金以上に膨らむことがないからこそ多額の資金を集めることができた。そして、株式会社の仕組みにより、世界経済は大きく発展することになった。


なお、株を買うための資金が借金だった場合、会社が倒産した時に負債を抱えることになってしまうのでお勧めできない。また、持っていない株を借りて売るような方法は初心者の方にはお勧めできない。

 

 

 


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