もともと新大陸にネコは存在せず、旧大陸から渡ったことはすでに書いたが、新大陸からやってきた動物、それが七面鳥である。
七面鳥
七面鳥は現在のアメリカ合衆国、カナダ南部、メキシコに分布している鳥であり、旧大陸にはいなかった。ターキーとはトルコのことを指す言葉。トルコにはいなかった。なのにどうして七面鳥のことをターキーと言うのかはちょっとした謎だ。
七面鳥はアメリカですでに家畜化されており、1519年にはスペイン王室に献上されたという。
アメリカやイギリスではクリスマスに七面鳥をローストした料理を食べる。
日本にもクリスマスに食べる文化が流入した。しかし、国内で七面鳥は入手しにくい。そのため、ほとんどの場合は七面鳥ではなく鶏肉で代用されている。ケンタッキーフライドチキンを日本ではクリスマスに食べると聞いて驚く外国人もいるという。私も外国人の知人にどう思うかを聞いてみよう。
私が幼稚園児の頃、祖父がクリスマス用に七面鳥を育てていた。
当時の私よりは背が高く、怖くて近づけなかった。七面鳥は最大で9kgほどの体重になるという。鶏と比べると遥かに大きな鳥だ。通常のオーブンには入らず、クリスマスには苦労して調理したらしい。なお、祖父は樅の木も育てていたので、クリスマスツリーにはいつも本物の樅の木を使っていた。
アメリカ合衆国カリフォルニア州で飾られたクリスマスツリー。29メートルもの高さがある。
ちょっと笑ってしまったのがこちらの商品。「犬用 飼い主さんも!」という表現。
「犬用です。飼い主さんもどうぞ。」という表現では人によっては食欲が落ちてしまうと思うのだがどうだろう。何か考えがあるのかもしれないが。
と思ったにも関わらず、不覚にも私自身が買いそうになってしまった。「犬用」の表示がなければ気にも止めなかったのに。