きびなごという魚をご存知だろうか。
きびなごは日本の本州中部あたりからオーストラリア近辺、アフリカ近海にまでに生息しており、その生息範囲は世界中で極めて広い。ただし、日本で漁獲される地域は限られている。西日本ではある程度の量が水揚げされるが、傷みやすい魚のため水揚げされる港の近くでしか流通していない。そのためこのブログをご覧いただいている方もきびなごを全く知らないという方も多いことだろう。
脂肪が少なく小さな魚である。私もさほど食べていなかったが、たまたま冷蔵庫に入っていたのでアヒージョにしようと思う。アヒージョによく使われるスキレットなるものは見当たらなかったので、鋳鉄製のつる付き鍋を使うことにした。スキレットも鋳鉄で出来ていることが多いので似たようなものだろう。
アヒージョの作り方は比較的簡単だ。きびなごに塩を振り、キッチンペーパー等で水気を切る。
鍋にオリーブオイル、塩、唐辛子を加え弱火で加熱。
およそ5分~6分煮る。それだけで完成である。
きびなごをアヒージョにしたのは初めてだがオイルサーディンに似た味でうまい。これが褒め言葉になっているかどうかは分からないが、ビールにもワインにも合う。
きびなごが手に入る地域の方にはお試しいただければと思う。
アヒージョにはこのようなスキレットが便利である。