最近、海外の投資家から株主優待を廃止するよう求められているという話を目にすることが増えた。株主優待を実施するより企業価値を上げて株価の上昇をめざすべきと言う話も聞こえる。
私としては他社の金券のように資金の持ち出しになってしまうものを配るのならともかく、自社商品の割引券の提供や割引価格での販売など、売上に貢献するような株主優待はこれからも積極的に実施して欲しいと思う。
株主優待として自社商品の割引券を配布しているような企業は、優待を廃止したからと言って負担がさほど減るわけじゃない。そのような企業は株主優待を廃止して企業価値を上げる努力をしろと言われても、むしろ逆効果だろう。