ワールドカップカタール大会で11月27日、日本がコスタリカに1対0で負けてしまった。
コスタリカは中央アメリカの国。パナマの隣。面積は約51000平方キロメートルで九州と四国を合わせた面積より狭く、人口も500万人程度と非常に小さな国。日本での知名度は低く、衆議院議員選挙の小選挙区比例代表並立制における戦術「コスタリカ方式」でしか聞いたことがない人も多いだろう。
それでもワールドカップには6回も出場しているなかなかの実力チーム。今大会では最後に出場を決めた。
ドイツに逆転勝利し勢いに乗る日本。対してスペインに7対0と大敗したコスタリカ。ぜひ日本には大量得点で勝ってほしいところ。
試合開始後は案の定日本のペース。しかし予想以上にシュートは打てず、得点は決まらない。前半のシュート本数はわずか2本と「シュートを打ってはダメなルールでもあるのか?」と軽口を叩く人がいるくらいの状況。後半になると日本有利の状況は少し後退した雰囲気。ドイツ戦と比べると盛り上がるシーンも少なく、残念ながら少々退屈な展開だ。そして後半36分、日本のゴール前でのクリアが非常に緩いボールとなってしまう。そのボールはコスタリカに奪われ、あっという間に日本のゴール前に。放たれたボールにゴールキーパーの権田が必死に食らいつくが少し及ばず、コスタリカのケイシェル・フレールに得点を許してしまう。まさかの展開。一旦、全員が呆気にとられたようになる。ここから気を取り直して日本は得点を試みるがどんどん時間がなくなっていく。良いシーンもあったけれど得点にはつながらない。
アディショナルタイムでも日本は必死に攻め込むが得点できず。勝っているときの試合とは異なり、アディショナルタイムの短いこと。とうとう試合終了。非常に手痛い敗戦となった。本当に残念。もちろんこの試合で勝ち点は入らず3のまま。決勝トーナメントへの進出はどうなることだろう。