セブンイレブンで発見したカップ麺。「一蘭 炎」。ひときわ大きく「炎」と印刷されていて製品のコンセプトが「辛さ」と「旨味」である点が明らかに強調されている。赤を基調としたデザインは視覚的なインパクトが強く、辛さを期待させる。
「具材は入れておりません」との記載で純粋にスープと麺の味を楽しむためのラーメンであることを示しているが、これは1個約500円のカップ麺としては不満が残る。カップ麺であるからには何か気の利いた具材を添付して欲しいところだ。
細くて均一に整えられた麺。乾燥している状態でも、博多ラーメンの特徴である麺の歯切れの良さを予想させる質感。
粉末スープ、液体スープ、秘伝のたれが添付されていてなかなか贅沢。粉末スープでとろみを出し液体スープで油と豚の旨味を出しているような気がするが詳しいことは私には分からない。
秘伝のタレはかなり辛いので入れすぎに注意。またこの秘伝のタレは店舗で提供されているものとは味が違う気がするが詳細はやはり不明。
非常に硬い麺 なのでポットの湯ではなく、沸かしたばかりの湯を使う。
粉末スープと液体スープを入れてよくかきまぜ、秘伝のタレをトッピング。前述のように 非常に辛いので秘伝のタレの入れ過ぎには注意。なお、右上のネギは私が載せたもの。パッケージには添付されていない。
麺はそれなりに美味しかった。そして予想以上に辛い。この辛さをスープが支えきれず、とんこつの香りを感じにくくなっている。
スープも麺もそれなりに高いクオリティ。それでもこの商品の価格を考慮すると十分なものとは言えないと思う。スープの香りはさほど強くないし、何と言っても具が何もないので非常に寂しい思いをしてしまう。それならばスープと麺をもっと本物に近づけて欲しい。