私立文系大学卒会社員の米国株で徐々に逆転日記

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世界の謎と不思議の探検2 世界の七不思議(注目すべき建造物)1 バビロンの空中庭園

世界七不思議と言っても色々ある。そもそも七不思議なのだから一つじゃなくて七つあるのは当然じゃないかと思う人もいるかもしれないがそういう意味ではない。中世に選ばれた七不思議、現代に選ばれた七不思議など、複数の世界の七不思議が存在しているということだ。

元々の世界の七不思議とはギリシャの数学者フィロンが選んだ眺めるべき七つの建造物である。日本語で不思議という言葉は言葉で言い表すこともできないとか想像することもできないというようなことを意味するが、元々の世界七不思議の不思議とはそういう意味ではなく、注目すべき建造物のことである。

 

普通はギザの大ピラミッドを最初に取り上げることが多いと思うが、ここではあえてバビロンの空中庭園を取り上げたい。


バビロニア南部の総督であったナボポラッサルはアッシリアに支配されていたバビロニアを開放し、新バビロニア帝国を建国した。アッシリアの領域はメディア、リディア、カルディア(新バビロニア)、エジプトに分裂する。メディアは強国であるが、ナボポラッサルの息子ネブカドネザル2世とメディア国王の娘アミュティスが結婚し、両国は友好関係を結ぶ。ネブカドネザル2世は戦争に勝利を重ね、広大な領域を支配した。

 

Nebukadnessar II 

User Hedning on sv.wikipedia / Public domain

バビロンの空中庭園を建設したとされるネブカドネザル2世

 

ネブカドネザル2世の妃アミュティスの出身地であるメディアは山岳地帯であり、緑豊かな土地である。砂漠地帯に嫁いできたアミュティスは故郷の風景を懐かしがっていたという。その妃を慰めるためにネブカドネザル2世が建設したのがバビロンの空中庭園である。バビロンはイラクのバグダット南約90kmに存在した古代都市である。

 

Hanging Gardens of Babylon

(ファン・ヘームスケルク氏による/ Public domain)

 バビロンの空中庭園想像図。ネブカドネザル2世はこのように美しい庭園を妃アミュティスのために建設した。後方にそびえ立つのはバベルの塔である。

 

 

 

 

空中庭園という名前から想像するのは空に浮かぶ庭園だが、さすがに空に浮んでいるわけではなく、土のレンガを用いた階段状のテラスに豊富な植物が植えられていたもののようだ。階段上のテラスのサイズはおよそ120平方メートルで、最上部の高さは150メートルあったという説もある。

 

Die schwebenden Gärten von Babylon 1726

(作者不明 / Public domain)

空中庭園の想像図の一つ。このような庭園なら建設自体はできそうだが、いずれにしても水を組み上げる方法が謎のままである。

 

 

実はフィロンが選んだ世界の七不思議のうち、場所が特定されていないのはこのバビロンの空中庭園だけである。詳しいことはわかっていない。最大の謎は高台に水をどうやって汲み上げたのかということだ。バビロンは砂漠で雨はほとんど降らない。水を汲み上げないことには植物はすぐに枯れてしまう。螺旋式の組み上げ装置で水を高台に送り込んだという
話もあるが証拠もない。

 

Hanging Gardens of Babylon by Ferdinand Knab (1886)

 Ferdinand Knab (1834-1902) / Public domain

 これも空中庭園の想像図の一つである。

 

イラクは現在も不安定な地域である。考古学的な発掘は困難であり、空中庭園の遺跡が発見されるのはまだまだ先のことだろう。

 

 

Charles Le Brun - Entry of Alexander into Babylon 

シャルル・ル・ブラン / Public domain

バビロンに入城するアレクサンドロス大王の図。右上に空中庭園が描かれている。

 

 

 

 空中庭園がなんとマットになっていた。値段もけっこう安い。家で使ってみたい。