『そして誰もいなくなった』はミステリーの女王と呼ばれるアガサ・クリスティの代表作の一つである。アガサ・クリスティの小説の中では最も売れた作品だ。
物語はイギリスの小島「兵隊島」に、年齢も職業も異なり互いに知り合い同士でもない8人が招待されたことに始まる。
招待者のオーエン夫妻は姿を現さない。晩餐会中にレコードで招待客それぞれの悪事を暴露する音声が流れる。それから招待客が次々と謎の死を遂げる。
小島という外界と隔絶した場所で起こる殺人事件。皆必死に犯人探しをするが誰が犯人かわからない。招待客の中に犯人がいるのか、それとも島のどこかに隠れているのか。
静かに近寄ってくる恐怖の連続、解けない謎。さすがミステリーの女王による小説である。普段はミステリーを読まない私も一気に引き込まれてしまった。
おすすめ度★★★★☆
2020年9月読了