インターネットへの接続にASAHIネットというプロバイダーを使っているが、最近、速度が遅くなってきた。測定するとこのとおり。
IPv4が遅い。遅すぎる。
光回線はNTTの「フレッツ 光ネクスト ファミリー・スーパーハイスピードタイプ 隼」で最大1Gbps。ベストエフォートのため速度が保証されているわけではない。それでもこの速度では満足できない。特にIPv4の速度が絶望的に遅い。以前は100Mbps以上出ていた気がするのでかなりの速度低下だ。ルーターとこのPCとの間は当然のようにLANケーブルで接続しており、Wi-Fiで接続しているタブレットやスマホと比べると家庭内での速度低下はさほどではないはず。原因はわからないが私が住んでいる地域内での利用者数が増えたことによるのだろうか。
なお、以前使っていたぷららは光なのに常時2Mbps程度しか速度が出なかった。ADSLにも余裕で負ける速度だった。いくら遅いと言っても現在ASAHIネットの速度はぷららはずっとましではある。
ASAHIネットは値段の割に回線品質が良いとの評判で、一般に評価が高い。私が使っているのはASAHIネットの「光 with フレッツ 西日本ホームコースMプラン」というプラン。
IPv6にも同一料金で対応している。
IPv6は一般的にIPv4より高速。ただしウェブサイト側もIPv6に対応している必要があり、ウェブサイトが対応していない場合、IPv6経由では表示できない。
そのため、ASAHIネットはIPv6対応のウェブサイトにはIPv6で接続、IPv4にしか対応していないサイトにはIPv4で接続という手段をとっていた。この方法ならIPv6、IPv4のどちらの対応したサイトでも表示可能だが問題がある。
それはIPv6対応のサイトはまだまだかなり少なく、多くののサイトがIPv4で接続することになるという点だ。これではIPv6接続の高速性が活かせず、ほとんど意味がない。
そこで先進的なプロバイダーが提供しているのが「IPv4 over IPv6接続」という接続方法である。これはIPv4のデータをIPv6のデータに見せかけ、IPv6用の通信設備を通せるようにしたものだそうだ。
これなら混雑しにくく高速なIPv6を用いて、IPv4にしか対応していないウェブサイトに接続できるようになる。
すばらしい方法だが、前述のとおり、ASAHIネットはIPv6対応のウェブサイトにはIPv6で接続、IPv4にしか対応していないサイトにはIPv4で接続する。「IPv4 over IPv6接続」には対応していなかったのだ。