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クリスマスの悲劇。高島屋のクリスマスケーキが崩れていたトラブル。問題はどこで起こったのか。

年に一度のクリスマス。クリスマスケーキはその主役とも言えるかもしれない。もしそのケーキがぐちゃぐちゃになっていたらすごく悲しい気分になってしまう。ケーキを店から持ち帰っている途中に自分で落としてしまったのなら多少諦めもつくが、配達してもらったケーキがそんな状態だったら。


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残念なことに今年のクリスマスにそんなことが実際に起きてしまった。しかも商品に関しては皆が信頼しているであろう老舗百貨店に注文したケーキでの出来事。

報道によると、高島屋のオンラインショップで販売された「レ・サンス」監修のクリスマスケーキ。5400円の商品。約2900個を受注し冷凍で順次配送されていった。その中には崩れた状態で配達されたものが数多く存在し、24日の正午までに高島屋に寄せられた苦情や 問い合わせは 530件にものぼるそうだ。

中には上下をひっくり返したのではないかと思われるほどにケーキが崩れていたものもあったという。

 

ケーキを冷凍したことがある方やアイスケーキを食べたことがある方はご存知のように凍ったケーキは非常に硬く多少の衝撃を与えたくらいではびくともしない。

場合によっては スプーンが曲がってしまうほど生クリームが凍っていることもあるぐらいだ。そんなケーキがあのように崩れてしまうことは完全にケーキが凍った状態ではまずありえないと言っていいと思う。仮に凍ったケーキが壊れてしまうほど強い衝撃があったとすれば箱がそのままの形を保っているわけはないだろうし、ケーキは崩れるというより割ったような感じになると思う。

そうするとケーキが崩れたのは、おそらくケーキが常温になっているタイミングである。例えばクロネコヤマトのクール宅急便冷凍タイプにおける輸送時の温度は-15℃。この温度に置かれたケーキは解凍に何時間も要する。場合によっては半日を要することもあるくらいだ。

仮に運送会社が忙しく、ケーキを-15℃の状態にずっと維持できなかったとしても、2〜3時間程度であんなにケーキが崩れるほど解凍されるとは考えにくい。

そうすると断定はできないものの、配送業者にてよほど長い間ケーキが不適切な温度に置かれてしまったか、製造工場から配送業者に引き渡す際にしっかり冷凍させていなかったかのどちらかである可能性が高そうだ。

 

クロネコヤマトウェブサイトにはのクール宅急便の利用にあたり、以下の注意事項が記載されている。

 

必ず予冷をお願いします
保冷輸送(温度を保つ)サービスです。お荷物を冷やしたり凍らせたりする冷却機能はありません。

予冷をしていない場合、保冷温度が上昇し、他のお客さまのお荷物に影響を与えるおそれがあるため、お荷物をお受けできません。

 

クール宅急便は荷物の配送中に低い温度が維持されている。それでも荷物を出す前にきちんと冷やしておかなければならない。今回のような冷凍によって商品の強度が保たれることを期待するような荷物の場合は、出荷までに完全に商品が凍るよう冷やす必要がある。もしかすると多忙のため担当者がそこまで気が回らなかったのかもしれない。

 

今回の問題においてきちんとしたケーキを受け取れなかった方も、ちょっと日はずれるかもしれないが素敵なクリスマスと年末年始ををぜひ過ごしてほしいと思う。

 

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