日本以外の国ではクリスマスにチキンは食べないのか気になった。海外ではクリスマスといえば七面鳥を食べるものでチキンを食べるなんて日本くらいのものだという話を聞いたことがあったから。
私の家では祖父が七面鳥を育てていたことがあり、クリスマスに七面鳥を食べたことはあるが基本的にはローストチキンを食べている。
いろいろ調べてみると、アメリカでは11月に行われる感謝祭では七面鳥を食べることが多いが、クリスマスは特に七面鳥と決まっているわけではなさそうだ。七面鳥の他、自家製のローストチキンやローストビーフがよく食べられているらしい。しかしケンタッキーフライドチキンはほとんど食べられておらず、やはりクリスマスの料理は家庭で時間をかけて作られることが多いようだ。
イギリスはどうだろうか。七面鳥はターキーという名の割にトルコの鳥ではなくアメリカ大陸原産の鳥。もともとヨーロッパには生息していないのでそんなに食べられていないのかと思ったら意外と食べられていた。イギリスのクリスマス料理といえばガチョウの丸焼きか七面鳥の丸焼きが定番だそうだ。ローストチキンも食べられている。
他の国も調べてみたらクリスマスにチキンが食べられていないのではなくて、クリスマスにケンタッキーフライドチキンがあまり食べられていないというのが正しそうだ。なお、2019年のデータによると、日本ケンタッキーフライドチキンの年間売上がおよそ311億円程度なのに対して、クリスマス一週間の売上が約72億円。日本ではクリスマスといえばケンタッキーフライドチキンであり、ケンタッキーフライドチキンにとってクリスマスは極めて重要な行事ということで間違いなさそうだ。