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ナショナル製エコキュートHE-37K3SがエラーコードH54で湯が沸かせなくなったので自分で三方弁を交換して修理した

2006年製造のナショナル製エコキュートHE-37K3Sで湯が沸かせなくなった。

リモコンに表示されているエラーコードはH54。調べてみたら三方弁の異常らしい。ナショナル製エコキュートHE-37K3Sにおいてこの三方弁はヒートポンプユニット(エアコンの室外機のような装置)から戻ってきた湯を貯湯タンクの上部か下部のどちらに送るかを切り替えるための部品のようだ。
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【安全上の注意】

 

この記事ではエコキュートの修理方法について説明していますが、作業を行う前に以下の点にご注意ください。

 

 電気製品の取り扱いには慎重に:エコキュートは電気を使用する製品です。感電のリスクを避けるために、作業前に必ず電源を切り、安全を確認してから作業を行ってください。

 

火傷に注意:エコキュートは熱湯を扱う装置のため、火傷の危険があります。適切な保護具を使用し、安全に作業を行ってください。

 

専門家への相談:DIYに不慣れな方や、作業に不安がある方は、必ず専門家に相談するか、プロに修理を依頼してください。

 

この記事の内容はあくまでも一例です。実際の作業は自己責任で行ってください。事故や故障が発生した場合、筆者及び当サイトは一切の責任を負いません。ご納得いただける方のみ 以下をご覧ください。

 

 

これが貯湯ユニット。要するに沸いた湯を貯めるためのタンク。
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まず、感電防止のため漏電しゃ断器のスイッチを切る。写真はスイッチが入っている状態。
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給水元栓を閉じて水がタンクに供給されないようにする。
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排水栓を全開にしてタンクの水を取り除く。やけどに十分に注意すること。
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逃し弁点検ふたを開けて
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逃し弁レバーを起こす。このレバーを起こしたことにより排水栓からさらに湯か水が出てくる。水が全く出なくなったら次の作業を開始。
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6本のネジを外して化粧板を外す。
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今回交換が必要な三方弁はこの赤丸の部品。



三方弁を取り外すと水や湯が出てくるので、電子部品等を濡らさないようにタオルなどを使って養生すること。また、やけどを負う可能性もあるので相当の注意が必要。
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カバー、ケーブルのコネクター、クリップを外して三方弁から前面の管を取り外す。

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湯や水が全く出なくなったら三方弁を取り外す。
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取り外した三方弁を分解してみたらこんな感じ。

 

赤矢印で示しているように緑のギア(歯車)の隣のギアの歯が欠けている。これではまともに動作しないのも当然。やはり三方弁の交換は必須のようだ。

 

必要な部品はこちらの三方弁。品番はCWB011558X。ナショナル(現パナソニック)の公式サイト等では入手不可能だったのでヤフオクで9500円で入手した。代表機種はHE-K46AYと記載されているが、もちろんHE-37K3Sにも対応している。
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三方弁を新しいものに交換したらコードのコネクターも接続してクリップやカバーも元に戻す。
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排水栓を閉じて

 

給水栓を開ける。なお、下の写真の状態は閉まった状態なので注意。

 

満水になったらドレン口(逃し弁排水)から水が出てくるのでレバーを倒して逃し弁を閉じる。写真は逃し弁が開いた状態。

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漏電しゃ断器で電源を入れる。
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台所リモコンの「メニュー」ボタンを何回か押して「その他」の「空気抜き」を選択して「確定」ボタンを押す。これで配管の空気が取り除かれる。



「お湯増し」ボタンを押して湯を沸かし、何時間か経過したあとに湯が沸き、エラーコードH54が表示されないようになっていれば三方弁の交換は成功。

 

この手順で私の家のナショナル製エコキュートHE-37K3Sは給湯可能になった。

 

【注意】

私の環境ではこの手順で解決しましたが、他の方の環境でも改善するとは限りません。また、熱湯を扱う製品のため、火傷や感電などの事故をまねく恐れもあります。あくまでも自己責任でお試しください。事故が発生した場合や修理がうまく行かなかった場合でも当方は責任を負いません。このような作業に慣れていない方はメーカーや電気店や専門業者への相談・依頼をおすすめします。

 

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