先日紹介した法則は次の2つである。
ついでに複利運用で資金を3倍にするには何年かかるのかを知りたくなる。
これもマネー系の本で紹介されることが多いように思うが72の法則と比べると知名度はずっと低いと思う。
複利運用で資金を3倍にするのに必要な年数を知るには次の法則を使う。
115÷金利=資金が3倍になるのに必要な年数
である。
では本当にそうだろうか。今回も検証してみよう。
100万円を金利4%の複利で運用した場合である。
115÷4=28.75
115の法則によると、およそ29年で資金が3倍になるようだ。
ではExcelで計算してみよう。
金利4%で複利運用した場合の資金残高
年数 | 資金残高 |
0 | 100.0 |
1 | 104.0 |
2 | 108.2 |
3 | 112.5 |
4 | 117.0 |
5 | 121.7 |
6 | 126.5 |
7 | 131.6 |
8 | 136.9 |
9 | 142.3 |
10 | 148.0 |
11 | 153.9 |
12 | 160.1 |
13 | 166.5 |
14 | 173.2 |
15 | 180.1 |
16 | 187.3 |
17 | 194.8 |
18 | 202.6 |
19 | 210.7 |
20 | 219.1 |
21 | 227.9 |
22 | 237.0 |
23 | 246.5 |
24 | 256.3 |
25 | 266.6 |
26 | 277.2 |
27 | 288.3 |
28 | 299.9 |
29 | 311.9 |
30 | 324.3 |
28年で資金が299.9万円になり、29年で311.9万円になる事がわかる。
115の法則も非常に少ない誤差で資金が3倍になる年数を知ることができる法則のようである。
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