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株式投資入門1 株とは何か

株とは株式会社の権利の一部のようなものである。会社を始めるときには資金が必要だ。すでにある会社を大きくするときにも資金が必要になる。その資金が足りないとき、人に資金を出してもらう。資金を出してくれた人に、その資金の代わりに会社の権利の一部を渡す。これが株式である。

つまり、株式を買うということは会社の一部を買うようなものであり、株式を持っているということは会社の一部を持っていることになる。もちろん、発行されている株の数が多ければ多いほど、一株が全体に占める割合は小さくなっていくが、それでも一部を所有していることに違いはない。

 

株式投資入門 株とは何か



では、株式を持つことによってどのような権利が得られるのだろう。主なものは以下のとおりである。

 

 

・配当を受け取る権利
・経営に参加する権利
・解散時に財産の分配を受ける権利


このうち、一般の投資家にとって最もウェイトが大きいのは、配当を受ける権利である。そもそも、株を持っていても配当が一切なければ、株を買う意味は随分薄れてしまう。
配当は僅かな株数しか持っていなくても受け取ることができる。株数が少ないうちは配当も少ないが、株数を増やしていけばそれに応じて配当は増えていく。

 

経営に参加する目的で株を買う人は一般には少数である。私達が買える株はほとんどの場合株主の数も多い。実際に経営に参加するには相当数の株を持つ必要があり、多額の資金が必要となる。そのため、経営に参加する目的で株を買う人は少ない。ただし、少ない株数しか持っていなくても、株主総会に出席することはできる。議決権を使い、株主総会を通して経営に若干の影響を与えることは可能だ。

 

上場している株式会社が解散することはかなりまれなので、解散時に財産を受け取る権利と言っても、それが実現することはなかなかない。また、万が一、会社が解散するときは経営状態が悪いことがほとんどだ。非常に売上が良く、利益がガンガン出ている状態で上場企業が解散することはまずありえない。つまり、もし会社が解散した場合、株価以上の財産が残っていることは少ないということだ。

それでも、一株あたりの会社の財産の額が株価を上回っている会社も存在する。こんな会社は解散した時に株の購入代金以上の財産の分配を受けられる可能性がある。このような会社の株価は実際の価値よりも割安であると考えられ、現在よりも株価が上がるかもしれない。

このように、解散時に受け取れる(可能性がある)一株あたりの財産の額と株価を比較することで、現在の株価が高いのか安いのかを判断することがある。けっきょく、株を買うということは財産の分配を受ける権利を買っていることでもあるという視点も大切だ。

 

 

 

 

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