全国的にカメムシが大量発生！なぜ殺虫剤も効きにくいのか。カメムシの効果的な駆除方法を探る - 私立文系大学卒会社員が米国株で徐々に収入を得ながらプライベートキャンプ場を作る

今年は全国的にカメムシが大量発生しているそうだ。地域によっては例年の100倍以上の数のカメムシが発生している。特に熊本県においては県の調査で平年比286倍の発生を観測した地点もある。

とんでもないカメムシの発生状況である。

衝撃を与えると嫌な匂いを発する見た目も気持ち悪いカメムシ。私の以前の知り合いは原付に乗っている時に顔にカメムシが止まり、それを振り払おうとしてバランスを崩して転倒。大けがを負ったことがあるそうだ。そのような被害をもたらすことがあるし、稲やなす、豆類など多くの農作物にとっても害虫である。

そのため作物によってはカメムシ駆除のために農薬の使用が必要となる。

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カメムシが発する嫌な匂いは本当に不快。人によってはこのカメムシの分泌液でアレルギー症状を起こすことがあるし、手につくとなかなか取れない。

しかも驚くべきことにこのカメムシの分泌液はカメムシ自身にとっても有害なのである。瓶の中にカメムシを入れ臭いを出させた状態で瓶の蓋を閉めたままにしておくとカメムシは失神してしまうそうだ。そのままずっと蓋を閉めておくと死んでしまうことすらあるらしい。なんと残念な生き物だろう。

なお、カメムシの分泌液は油に溶ける性質を持っているので、もし触れてしまったとしても界面活性剤を含む洗剤などを用いると簡単に洗い流すことができる。

カメムシにこの嫌な匂いを出させないためには衝撃を与えずにカメムシを退治する必要がある。ペットボトルを切ってその中に水を入れ、天井などにとまっているカメムシに下から被せる感じで捕獲すると良い。しかしカメムシの数があまりに多すぎる場合はこの方法で捕獲するのは困難。虫を凍らせるスプレーを用いるのも良いと思う。

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それでも手に負えない場合、殺虫剤の出番となるが下手に刺激して室内で匂いを出されたらたまらない。先述のようにカメムシの分泌液はカメムシ自身にとっても有害。そのため、身を守るために背中が固くなっていて放出した分泌液を通さないようになっている。これが殺虫剤の浸透を妨げ、殺虫剤の効果を弱めてしまう。可能であればカメムシの腹部に殺虫剤をかけるか、カメムシの進路に殺虫剤をかけておいてその上をカメムシに歩かせると良いそうだ。