1988年に発売され社会現象とまでなった『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』のリメイクHD-2D版が11月に発売されるらしい。
そこでHD-2D版が発売される前に以前のリメイク版をプレイしてみることにした。なお、私はドラゴンクエストをプレイしたことはあるが、さほどファンでもないため、ほとんど知識もなければ記憶もあまりない。その分、ほぼ初見のような感じでプレイできるのでお得といえばお得かもしれない。
16歳の誕生日、目を覚ますと王様に会いに行く日だと言われた。なんでも、王様に旅立ちの許しをいただく日だという。そのために勇敢な男の子に育てられてきたのだというが実際には高い場所が怖いし、虫も怖い。おおよそ勇敢とは程遠い性格だ。
まだ眠い。なぜかさっきの夢は変にリアルだった。そういえば夢の中で正直者だと言われたっけ。たしかにそんな気がするなあ。夢の中で岩に押しつぶされていた女の子を助けたからそう思われたのかもしれない。
そんなことを考えながら、とりあえずベッドから飛び起きてタンスを開けた。なんとちからのたねが入っていた。引き出しからちからのたねを手に取ってポケットにしまった。ほかにめぼしいものは入ってなかった。そのまま階段のところに行くと母が待っていて、一緒にお城に向かうことになった。道具屋の前を通り、北に進むと大きなお城が見えてきた。それはアリアハンのお城。王様が待っているみたいだ。噂によると、王様に会わなくても一応旅はできるらしい。でも強制的に一人旅になってしまうとか。それは一体どういうことだろう。
お城の前に着いた。近くで見るとかなり大きなお城。アリアハン大陸はそんなに大きな大陸ではないと思っていたけれど、こんなに国が栄えているのはどうしてだろう。
私は緊張しながら橋を渡りお城の門をくぐる。門番の兵士が出迎えてくれて無事中に入れた。まずはお城の中を探検してみよう。
お城のほとんどの部屋にはカギがかかっていて入れない。北西の宝物庫みたいなところに入ろうとしたらやっぱりカギがかかっている。当然か。だけど、南東の部屋にはカギがかかってなかった。樽の中からどくけしそうとちいさなメダルを見つけた。ラッキー。ちいさなメダルは何に使うのだろう。わからないけど一応手に取った。
そしてお城の中でいろいろな人に話を聞いた。
・その昔この大陸の東の果てに旅のとびらというものがあった。でも今は封印されている。
・岬の洞窟からナジミの塔に行ける。
・盗賊バコタの作ったカギはかんたんなドアはすべて開けることができる。
・盗賊バコタは牢の中。・勇者オルテガオルテガは戦いのすえ、帰らぬ人に。しかしあのオルテガさまがカンタンに死んでしまうとはどうしても思えません。
また、牢屋で会ったバコタの話によると、ナジミの塔の老人に牢屋に閉じ込められた上にカギを取り上げられたらしい。とうぞくのカギがあると赤いとびらを開けることができるみたいだ。これはかなり有用な情報だろう。
しばらく散策して中央の階段に向かった。階段では見張りの兵士が早く王様に会うように急かしてきた。さすがに時間をかけすぎたかな。そろそろ王様に会うことにしよう。