祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
これは誰もが知る平家物語の冒頭。中学生の頃 暗記していて今でも覚えているという方も多いだろう。
写真はイメージです。祇園精舎の写真ではありません。
では祇園精舎とはどこにあるのか。私が中学生の頃に使っていた教科書に 祇園精舎の場所が書いてあった気がするが、私の身の回りの知り合いに何人かに聞いたところ 覚えていないという方も多かった。また祇園精舎が京都にある施設だと思っている方もいた。
実際には平家物語の冒頭に登場する祇園精舎はインドにある。インドのコーサラ国の大富豪スダッタ が釈迦に寄進した施設であり現在でも仏教の聖地となっている場所である。
なお 、平家物語で「祇園精舎の鐘の声」と書かれているももの、祇園精舎には元々は梵鐘がない。梵鐘は中国に起源を持つものでインドには存在せず、現在祇園精舎にある梵鐘は日本の団体が寄付したものだそうだ。
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