ラーメンの麺づくりに欠かせないのがかんすい。かんすいはアルカリ性。これを製麺時に入れることで、麺のコシを強くする効果があり、中華麺は独特の黄色を帯びる。ラーメンには必須の材料である。戦後、粗悪なかんすいや食品に用いるべきでない材料などが麺づくりに使われたことがある。それらの対策のため、食品衛生法で工業的に製造されたかんすいしか使用できなくなっていた。
つまり、天然に存在するかんすいを輸入して日本で使うことはできなかった。
そこで有志が国と何度も話し合い、やっと天然かんすいを輸入して用いることが認められた。こうして輸入されたのがこの蒙古王かんすいである。
品質が非常に良く、スープの味を濁さないと言われており、好んで用いる店もあるという。何年か前に麺づくりにハマっていた頃によく使っていたが今回久しぶりに取り寄せてみた。麺を自作したい方にはおすすめである。