2016年6月23日に行われた国民投票でイギリス国民はEU(ヨーロッパ連合)からの離脱を選択したが、そこにはEUがあまりに移民の流入に寛容すぎることや、政策上の自由がなくなること、EUの官僚主義的狂気によって社会の破壊が進んでいることなどの理由があるという。
さらに、EUが事実上ドイツがヨーロッパを支配するための組織として機能してしまっているところも問題だ。
問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論 (文春新書)
イギリスはEUの前身であるEC(ヨーロッパ共同体)への加盟も1973年であり比較的遅い。さらに通貨統合にも参加しておらず、EUとは一定の距離を置いていたことがわかる。2度の世界大戦を経てヨーロッパでは多くの国が自由を得て、民主主義が確立されたのにその自由を失いかねないEUという組織には問題が山積していると思う。また、多くの国で共通した通貨を使うと景気変動に伴う政府の財政政策の効果が損なわれるなどデメリットもある。
日本ではEUの問題点が報道されることはほとんどないが、本書でEUの問題点を再認識してほしい。
問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論 (文春新書)
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