ネギトロの起源は、その独特な風味とともに、日本の食文化の中心に位置する寿司の歴史と深く結びついている。魚介類を主体とした寿司は、保存技術の進歩とともに発展してきた。それは、ネギトロも例外ではない。
マグロは、日本の食文化において最も重要な魚の一つであり、特に刺身や寿司の素材としては欠かせない存在となっている。寿司の歴史をたどれば、マグロがどのように価値を持つようになったかが明らかになる。江戸時代初期、マグロは「かつお」や「鯖」と並ぶ廉価な魚だった。しかし、時代と共に冷蔵技術が発達し、鮮度が保たれるようになると、マグロはその美味しさを再認識され、寿司の主要な材料となった。
「トロ」はマグロの中でも脂が最も多く、味が濃厚な部位を指す。かつては、その脂っこさから捨てられていたトロも、食文化の変化とともに価値を見出されるようになった。とりわけ、戦後の高度経済成長期には、栄養価の高さと豊かな味わいが求められ、トロは珍重されるようになった。
「ネギ」とは、日本の伝統的な香味野菜である。その切り口から香りが放たれ、料理に深みを与える。ネギトロにおいては、ネギの香りと辛味がマグロの脂と調和し、バランスの取れた風味を生み出す。
今回楽天市場で注文したのはこちらのネギトロ。楽天ポイントの使用期限間近な分の消費も兼ねて注文。
数日で届いた。ちゃんとした発泡スチロールの箱に入ってクール宅急便使用。これで利益が出せるのだろうか。いざ開封。
丁寧な案内文付き。
なお、ネギトロとはネギとトロの組み合わせという意味ではなく、「ねぎ取る」という言う言葉に由来するという話がある。その場合に「ねぎ取る」というのは「そぎ取る」という意味だと説明される。そうするとネギトロには葱の意味もトロの意味も含まれていないことになる。そんなことがあるだろうか。ちなみに広辞苑をはじめ、各辞典で調べても「ねぎ取る」という言葉は掲載されていない。個人的にもネギトロの語源の説明でしか目にしたことがない。ネギトロの語源を「ねぎ取る」に求める説はおそらくガセネタだろう。そんな話はともかくとして、100グラム✕2パック、送料無料で1188円(税込)とはすごいコストパフォーマンス。
色も鮮やかで鮮度の高さを物語っている。
一パックでねぎとろ丼1〜1.5杯分。
ちょうど冷蔵庫にサーモンとマグロがあったので一緒に盛り付けた。
ワサビ醤油をかけて食べたら最高だった。まさにふわとろ食感。ネギトロがこんなに美味しいものとは知らなかった。リピート確定。