とんこつラーメンの即席ラーメンといえばハウス食品のうまかっちゃんという声が多い。うまかっちゃんの味は本当のとんこつラーメンの味じゃないと言いながらもけっきょくうまかっちゃんばかり食べている人もいた。
1973年にシャンメンしょうゆ味でインスタントラーメン市場に参入したハウス食品。同商品を全国的に販売するが九州では受け入れられすほとんど売れなかった。ハウス食品福岡工場では空いた時間に職員が工場の敷地の草取りをしていた。あまりにラーメンが売れなかったため、福岡工場の敷地は草がなくなるほどであったという。
そこで、九州で受け入れられるインスタントラーメンを開発するプロジェクトが始まった。メンバーは九州各地のラーメンを実際に食べ歩き、九州出身者の声を聞いて味を決め、試作を繰り返した。そして、1979年にうまかっちゃんが発売された。九州で受け入れられる味とCMの効果もあり、うまかっちゃんは大ヒットした。
ハウス食品 とんこつ 九州の味ラーメン うまかっちゃん 5食パック×6個入
そんなうまかっちゃんを久しぶりに食べることにした。
かための麺を好みの場合は450mlのお湯を使うというアドバイス。さすが、かためんを好む人が多い九州向けの製品。
麺のほか、粉末スープと調味オイルが添付されている。この調味オイルが独特の香り。他のラーメンにはないとんこつの匂いをラーメンに加える。
今回も例によって自作チャーシュー、ネギ、唐辛子のタレをトッピング。
濃厚なとんこつスープ、とんこつの味がちゃんと再現されていてとても美味い。調味オイルもすごく良い仕事をしている。今回、もっとも良かったのは2分間麺をゆでる場合は湯を450mlにするということがわかった点。ありがとうございました。