私立文系大学卒会社員が米国株で徐々に収入を得ながらプライベートキャンプ場を作る

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読書

読書水先案内 ミステリの女王アガサ・クリスティの代表作『ABC殺人事件』

予告状のとおりにアルファベット順に町が選ばれ、その町と同じイニシャルを持つ人物が殺されていく。死体のそばには「ABC鉄道案内」が置かれていた。ABC鉄道案内は駅名をアルファベット順に並べた時刻表である。従来の時刻表は駅を路線別に並べていた。駅を…

読書水先案内 アガサ・クリスティ『そして誰もいなくなった』アガサ・クリスティとはミステリーの女王と呼ばれた推理作家である。

『そして誰もいなくなった』はミステリーの女王と呼ばれるアガサ・クリスティの代表作の一つである。アガサ・クリスティの小説の中では最も売れた作品だ。 物語はイギリスの小島「兵隊島」に、年齢も職業も異なり互いに知り合い同士でもない8人が招待された…

読書水先案内 冷泉彰彦『民主党のアメリカ共和党のアメリカ』アメリカの政治について知るには良い本

日本に限らず、世界中の野党には永遠に政権を担う気がないのではないかと思うほど、単に政権批判を繰り返すだけの党が多いと感じるが、本書によると、米国の民主党はそのような党ではない点が、他国と大きく異なるという。 // また、民主党は人権思考の党で…

読書水先案内 堀 公俊『オンライン会議の教科書』 オンラインで会議を開くなら本書を読むべき

新型コロナウイルス感染拡大によってオンライン会議が一挙に市民権を得た感じだ。オンラインで会議を行うにあたって、パソコンやネットワークの設定方法や操作手順についての資料はいくらでもあった。 新型コロナウイルス感染の流行によりオンライン会議が一…

読書水先案内 成毛眞『本は10冊同時に読め!』本を読まない人はサルである!

マイクロソフト株式会社の元代表取締役としても有名な成毛眞氏は多くの著書で読書の大切さを説いている。 // その読書方法も独特で、多くの本を並列して読むというものである。具体的には家の中のあちこちに多数の本を配置。それぞれの場所で少しずつ読む。…

にじまない蛍光ペンモジニラインについて調べていたら、画面(電子)より紙に印刷して読んだ方がはるかに記憶に残ることが判明した

私は本を読むときでも勉強するときでも、蛍光ペンを使いまくっている。さらに、鉛筆で印をつけたり線を付けたりする。 ところが、ある効率的勉強法に関する本を読んだら、このように印をつけても記憶への残り方にはあまり違いがないと書いてあった。 // 一般…

読書水先案内 立花隆『知の旅は終わらない 僕が3万冊を読み100冊を書いて考えてきたこと』

// 知の巨人立花隆氏が氏の人生について語った本。 立花隆氏は有名なジャーナリストであり、田中角栄元首相のスキャンダルについて追及した『田中角栄研究―全記録』は非常に名高い。また、ほぼ同時期に書かれた『日本共産党の研究』も驚くべき内容だ。これら…

読書水先案内 茂木誠『経済は世界史から学べ!』

宮路秀作『経済は地理から学べ!』が良かったのでこちらも買った。世界史の本を何冊も読んでいる私には既知の話題が多い本だったがそれなりには楽しく読めた。 // 10年分の国家予算が1週間で消えたニューヨーク、ウォール街の株式市場では、同年9月※をピーク…

読書水先案内 松井一恵『「ブラック企業」とゼッタイ言わせない 松井式超!働き方改革』

一見、ブラック企業と呼ばれることを避けるためのノウハウ集と思いがちなタイトルだが、実際には様々な制度の活用や整備により従業員が働きやすい職場の環境を作り、会社を守り、社員を守ることを目的とした本。」 // たとえば、インフルエンザの社内での感…

読書水先案内 吉川元忠『マネー敗戦』

20年以上前の平成10年(1998年)に出版された本書だが、その内容は今でも全く色あせていない。 80年代には対米貿易黒字が大変大きく、日本は非常に大きな富を手にする。しかし、その代金はドル建てであったし、日本が米国に持つ資産もほとんどすべてがドル建…

読書水先案内 ジョセフ・E・スティグリッツ『世界の99%を貧困にする経済』

大衆を食いものにして、何の責任もとらず、富をむさぼる上流層。その手口は、政治・経済のルールを自分たちに都合よく作り上げ、それがすべての人々の利益になると大衆に信じこませるものだった。アメリカ、ヨーロッパ、そして日本で拡大しつつある「不平等…

読書水先案内 ピーター・ドラッカー『プロフェッショナルの条件 いかに成果を上げ、成長するか』

10年ほど前にブームが発生し、数多くの本が出版されたためドラッカーの名前をご存じの方も多いだろう。当時出版された本の中にはドラッカーの著作を剽窃して内容を集めただけのような本もあり、その節操の無さに辟易してしまうこともあった。また、内容をあ…

読書水先案内 増田寛也『地方消滅 東京一極集中が招く人口急減』

本書によると、2010年に1億2806万人であった日本の人口は2050年には9708万人となり、2100年には約5000万人へと減少するという。これはなんと明治40年頃の人口とほぼ等しい。明治40年は1907年である。つまり113年前。当時とは比較にならないほど科学技術が進…

読書水先案内 宮路秀作『経済は地理から学べ!』

著者は代々木ゼミナールの講師。予備校の講師による本は何冊も読んだことがある。そのほとんどがつまらなかった。基本的につまらない受験対策授業の最中では、講師がちょっとしたジョークを言うだけで、たとえ全くつまらないジョークだとしても、生徒にどっ…

読書水先案内 東海友和『イオンを創った女 ― 評伝 小嶋千鶴子』

イオンを取り上げた本はたくさん出版されており、私も何冊も読んだ。この本にはイオン株式会社の創業者岡田卓也の姉小嶋千鶴子の理念や人生哲学をこれでもかと言うほど書いてある。イオンの社員教育向けを狙った本なのかどうかは知らないが私には合わなかっ…

配当貴族銘柄を買っていこう3『「年100回配当」投資術』

// 注文していた『「年100回配当」投資術』が届いた。早速読んだ。 マーク・リクテンフェルド『「年100回配当」投資術』 この本で紹介されている投資方法は私が実践している方法とほとんど同じだった。

読書水先案内 塩野七生『レパントの海戦』

コンスタンティノープルやロードス島を手中に収め、地中海世界における覇者として振る舞うオスマン帝国。キリスト教徒は地中海に板切れ一つ浮かべることができないというほどの状況となってしまう。 // オスマン帝国はヴェネツィア共和国の支配下にあるキプ…

塩野七生『ロードス島攻防記』歴史と戦略が交錯する壮絶な戦いを描く力作

塩野七生氏による名作『ロードス島攻防記』は、16世紀に起こったロードス島の戦いを緻密に描いた歴史文学。この戦いは、オスマン帝国とキリスト教国家との間で繰り広げられた、戦略と信仰が交錯する壮絶な物語である。本書は、事実に基づいた正確な歴史をも…

読書水先案内 塩野七生『コンスタンティノープルの陥落』

歴史文学の巨匠、塩野七生氏による代表作の一つである『コンスタンティノープルの陥落』は、東ローマ帝国最後の都市コンスタンティノープルがオスマン帝国によって陥落する様子を描いた壮大な物語。本作は、歴史の節目となる出来事を緻密な調査と研究に基づ…

読書水先案内 チェスターフィールド著、竹内均訳『わが息子よ、君はどう生きるか』

チェスターフィールド卿による古典的名著『わが息子よ、君はどう生きるか』は、18世紀の英国貴族が自らの息子に宛てた手紙をまとめたものである。竹内均氏による翻訳により、現代の日本語で読むことができる。本書は、人生における知恵や品格の重要性を伝え…

アインシュタイン博士を日本に招致した人物山本実彦の知られざる業績

増水中の川内川(せんだいがわ)沿いに建てられている山本実彦の銅像。 氏は一般においてはさほど有名とは言えない人物かもしれないが、社会の教科書にも載っていた改造社を創業した人物。『改造』の創刊者である。かのアインシュタイン博士を日本に招致した…