ピラミッドからイシスに向かう。イシスに着いた頃にはあたりはすっかり暗くなっていた。
そういえば前にこのお城に来たときにほしふるうでわを探しているという男に会った。男はイシス城にほしふるうでわがあると言っていた。せっかくだから探すことにしよう。

イシス城の周りを探索していたらお城の東西に入口があることに気づいた。これはどう考えても怪しいので探ってみよう。

中に入ると長い通路が先に続いている。通路の中を進むとやがて階段が見えてきた。階段を下るとさらに通路がある。奥に進むと煌々とした光に照らされた階段がある。

階段を下り、奥に進むと宝箱があった。

宝箱を開けるとなかにはほしふるうでわが入っていた。ほしふるうでわを身に着けたものはすばやさが2倍になるという。すばやさは守備力に密接に関係している。ほしふるうでわを身に着けることですばやさだけでなく、守備力も上がるのだ。だからほしふるうでわはかなり役に立つアイテムだ。
ほしふるうでわを探していた男と再び会った。男にほしふるうでわを見せると、「ふーむ。オレとしたことが先を越されたようだな。しかし次は負けんぞ」と言ってどこかへ行ってしまった。彼とまた会うことはあるのだろうか。こうしてイシスでの散策を終え、明日は新しい町に向かうことにした。
砂漠をくまなく探検したが、岩山にさえぎられてこれ以上南には進めないことがわかった。だからいったんロマリアに帰ることにした。ロマリアへの帰り道、あばれザルと何度か出会ったがかんたんに撃退することができた。ロマリアではすぐに宿屋に泊まった。もちろん、金のかんむりはまだ返していない。

翌日、ロマリア北西のほこらに向かった。ここはロマリアと西側の地域を閉ざす関所になっている。関所とは言っても、まほうのカギがあれば自由に通って良いらしいので関所らしい機能を果たしているとはあまり言えない気がする。

まほうのカギを持っているくらいの力量を持つ人物ならこの関所を自由に通る権利があるとみなしているのかも知れないが。見張りの兵士に言われたとおりにまほうのカギを使って扉を開け、地下に降りた。このように重要な関所を通るためのまほうのカギが、なぜイシスのピラミッドに保管されていたのかはわからない。不思議だ。
そんなことを考えながら地下通路を通り対岸に渡る。そして扉を開けて外に出ると、そこはポルトガだった。

今までは岩山にさえぎられて来ることができなかったポルトガにやっと到達することができたのだ。あたりの地形を確認しながら南へ歩くとすぐにポルトガのお城が見えてきた。

ポルトガの町に入り何人かに話を聞いた。ポルトガは半島の先端で大西洋に面した海洋国家だから海外の情報が入ってくるのだろうか。ここは半島の西の端。東方からかなり遠い場所なのに、東方の国の話でもちきりだ。
一度胡椒を食べたいという女性もいたし、王様も胡椒が好きだと教えてくれた男性もいた。


お城の中には東には野蛮人が住んでいると思っている女性もいた。なかなかの偏見だ。このあたりも様々な魔物が出てくるし、野蛮人くらいたいしたことはないと思うのだが。まあ、東方にはこの付近より恐ろしい魔物が生息しているので東方が危険という考え自体は正しい。

ここはロマリアやアリアハンのお城よりは少し小さめな気がしたが、装飾はきれいだしそれなりに栄えているようだ。王様からは東方から胡椒を持ち帰ったら勇者と認め、船を与えると言われた。船がもらえたらどれだけ行ける世界が広がるだろう。船をくれるとはさすが海洋国家ポルトガの王様だ。しかも東に渡る洞窟を通るために必要な手紙をくれた。

ポルトガの城を後にして、町の周りを再び散策した。城の後ろを抜けて海の方に向かうと大きなドックがあった。やはりポルトガは海洋交易が盛んなのだろう。

これほど立派なドックは世界中でもおそらくポルトガにしか存在しない。そしてドックそばには長い埠頭が作られていて、地下室があった。こんな場所に地下室があるのは珍しい。

階段を降りると立派な部屋になっていて神父がいた。神父に話しかけると、「かつて勇敢なる剣士と愛し合う美しい女性がいた。二人はいつも海を眺めて平和な世界を夢見ておった…。しかしおそろしいことに魔王バラモスがそのふたりに呪いをかけてしもうたのじゃ。」
世界征服をたくらむ魔王の名はバラモス。そしてそのバラモスに呪いをかけられた二人がいた。そんな目にあうなんて本当に気の毒すぎる。いつか必ずそのバラモスを倒さなければならない。

そんなことがあった後ポルトガの町を出て南を眺めた。対岸には灯台が見える。対岸はイシスがある大陸。しかし、岩山が邪魔をしてイシスから歩いていくことはできなかったはず。

船が手に入ればあの灯台にも渡ってみよう。そして、東へ向かった。何日か旅をしてやっとノルドの洞窟に到着した。
名前からもわかるようにポルトガのモデルはポルトガル。しかしその場所はジブラルタルやセビリャに近い場所にあり、イベリア半島西端のポルトガルとは若干場所が異なる。現実のポルトガルの首都リスボンは実際にはこのあたりの場所に存在する。
ポルトガから見える灯台はイシス北の灯台とも呼ばれることからもしかすると世界七不思議の一つ、アレクサンドリアの大灯台をモデルにしているのかも知れない。そうだとしたら実際のアレクサンドリアとは場所がまったく異なるが、エジプトをモデルとしたイシスが大陸の西に存在していることからしたらたいした違いではない。
© ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved.